目的は何だったのでしょうか?
2010年12月10日
■国頭村のすごいポスター
12月8日に名護市にある北部会館のロビーで
「おっ!なかなかやるな!」
というポスターを見つけました。

〔国頭村が作ったポスターを新宿?の地下鉄通路に貼っているポスター〕
見たところ、東京の丸の内線新宿駅の地下通路に
「やんばる ふんばる 沖縄国頭村 http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/」
と沖縄ではおなじみの自然の動植物がドカンと写った大きなポスターが
壁一面に貼られた様子を紹介するためのポスターでした。
大型ポスターを一面に20枚くらい貼っていて、
女子高生やサラリーマンが覗き込んでいる。
国頭村、お金かけているな~!
と沖縄でもこんなことやる自治体があるんだと驚きました。
やんばるの自然をアップにした写真!
「やんばるふんばる」というキャッチコピー!
インターネットで検索してもらうためにURLも大きく入っている!
商売柄、仕掛人はどこの広告代理店なんて考えてました。

〔国頭村が作った「わんな~島」のポスター〕
このかりゆしウェアのひげのおじ~のポスターなんか、なかなかのモンですよね。
ちょうど手元にネットにつながるノートパソコンがあったので早速URLを入力してみました。
どんなサイトが出てくるのか・・・期待して!
http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/
Enter!
(・_・;) エッ・・・!
■事件が起きました。
やっちゃいました・・・国頭村役場の皆さん・・・
ヤンバルクイナも、きのぼりトカゲ?も・・・???と
びっくりしていると思います。

〔ポスターのURLを入力して出てきた国頭村公式Webのページ〕
URLを入力して出てきたサイト普通のが役場のホームページだったら多くの人は
「あれっ?なんか違うな~!」
って、別のサイトに数秒で飛んでしまう。
それでも、何かあるかもしれないと画面を下の方にスクロールすると・・・

〔一番下に何かバナーがありましたよ・・・?〕
何のバナーだか小さくてよくわかりませんがカーソルを合わせてクリック!

〔やんばるー国頭のバナーをクリック!〕
あまり期待しないでいると・・・出た~!
国頭村の役場のサイトとはぜんぜん違うFlushサイトが出てきた!

〔癒しのやんばる~国頭村サイトトップページ〕
東京の地下鉄通路の大きくてたくさん貼ってあったポスターと
同じイメージのサイトがやっと出てきました。
さすが国頭村、お金かけてますね・・・?
■落とし穴の教訓/目的は何だったの?
このポスターのことを取り上げたのは、
せっかくなけなしの予算を使ってポスターを作って、
新しいインターネットサイトも作っても
見た人たちに親切にわかりやすく情報を伝えているかな?
という、ケーススタディーとして取り上げさせていただきました。
東京でストレスあふれる毎日を過ごしている人たちに
「自然あふれるやんばる国頭に来て見ませんか?」という
メッセージを伝えて、観光に来てもらおうという計画だったんでしょうね。
すばらしい企画なんですが、しっかり落とし穴にはまってます。
ポスターを見て、立ち止まった人がどのような行動をするか?
という、お客様の視点から関係者の中に誰も考える人が
役場や広告代理店か印刷会社の人の中にいなかった!
もったいない話ですね。
今年の夏、久しぶりに東京に出張したとき、驚いたことがありました。
山手線の中で座っている人の多くが携帯電話かiPhoneをいじっている。
iPhoneで新聞読んでたり、メールしている人たちが目に付きました。
今の時代、誰しもが携帯電話を持ち歩いている。
そんな人が、国頭村のポスターの前で立ち止まったら何をするか?という
ことをこのポスターの関係者は考えていなかったように思います。
その人は、携帯電話を出してURLをメモするために写真を撮る。
iPhoneやスマートフォン持っている人だったら
「バーコードがないな~!気が利かないな~!」と思いながら
ネットにつないで「国頭村」と検索する。
国頭村公式サイトを見て、あの小さなバナー小さい画面では探せないと思います。
結果的に、
「時間がないからいいや!」
ってiPhoneしまっちゃう人、多かった光景が目に浮かびます。
とても、もったいないです、残念ですね。
誰が悪いという犯人探しは必要ありません。
目的を実現するために色々考えた、良い企画ができた、けれど
インターネットとスマートフォンの時代なのに
お客様の視点を欠いたばかりにもったいないことになった事例です。
本当の目的を実現するよりも、
ポスターを作って、新しいサイトを作って、東京の地下鉄の通路に掲示して
国頭村は東京でこんなPRをしましたよというポスターも作って・・・
本当の目的はなんだったんでしょうね。
本当の目的から、何かやっているうちにみんなの意識の中にある目的が
だんだんに目先のことになってしまうことって、実は、良くあるんです。
インターネットの時代のPRって、何かパンフレットとか作って終わりでなく
お客様がどのように行動するのかという視点をしっかりシュミレーションして
お客様とのつながりを付作らないといけませんね。
「何のために?」という確認をすることがこのような落とし穴にはまらない
ポイントですね。
勝手に、ケーススタディーしちゃいましたけど、国頭の関係者の皆さん
お許しください。
最後まで読んでくださった方、長文になってしまって申し訳ありませんでした。
m( _ _ )m
12月8日に名護市にある北部会館のロビーで
「おっ!なかなかやるな!」
というポスターを見つけました。

〔国頭村が作ったポスターを新宿?の地下鉄通路に貼っているポスター〕
見たところ、東京の丸の内線新宿駅の地下通路に
「やんばる ふんばる 沖縄国頭村 http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/」
と沖縄ではおなじみの自然の動植物がドカンと写った大きなポスターが
壁一面に貼られた様子を紹介するためのポスターでした。
大型ポスターを一面に20枚くらい貼っていて、
女子高生やサラリーマンが覗き込んでいる。
国頭村、お金かけているな~!
と沖縄でもこんなことやる自治体があるんだと驚きました。
やんばるの自然をアップにした写真!
「やんばるふんばる」というキャッチコピー!
インターネットで検索してもらうためにURLも大きく入っている!
商売柄、仕掛人はどこの広告代理店なんて考えてました。

〔国頭村が作った「わんな~島」のポスター〕
このかりゆしウェアのひげのおじ~のポスターなんか、なかなかのモンですよね。
ちょうど手元にネットにつながるノートパソコンがあったので早速URLを入力してみました。
どんなサイトが出てくるのか・・・期待して!
http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/
Enter!
(・_・;) エッ・・・!
■事件が起きました。
やっちゃいました・・・国頭村役場の皆さん・・・
ヤンバルクイナも、きのぼりトカゲ?も・・・???と
びっくりしていると思います。

〔ポスターのURLを入力して出てきた国頭村公式Webのページ〕
URLを入力して出てきたサイト普通のが役場のホームページだったら多くの人は
「あれっ?なんか違うな~!」
って、別のサイトに数秒で飛んでしまう。
それでも、何かあるかもしれないと画面を下の方にスクロールすると・・・

〔一番下に何かバナーがありましたよ・・・?〕
何のバナーだか小さくてよくわかりませんがカーソルを合わせてクリック!

〔やんばるー国頭のバナーをクリック!〕
あまり期待しないでいると・・・出た~!
国頭村の役場のサイトとはぜんぜん違うFlushサイトが出てきた!

〔癒しのやんばる~国頭村サイトトップページ〕
東京の地下鉄通路の大きくてたくさん貼ってあったポスターと
同じイメージのサイトがやっと出てきました。
さすが国頭村、お金かけてますね・・・?
■落とし穴の教訓/目的は何だったの?
このポスターのことを取り上げたのは、
せっかくなけなしの予算を使ってポスターを作って、
新しいインターネットサイトも作っても
見た人たちに親切にわかりやすく情報を伝えているかな?
という、ケーススタディーとして取り上げさせていただきました。
東京でストレスあふれる毎日を過ごしている人たちに
「自然あふれるやんばる国頭に来て見ませんか?」という
メッセージを伝えて、観光に来てもらおうという計画だったんでしょうね。
すばらしい企画なんですが、しっかり落とし穴にはまってます。
ポスターを見て、立ち止まった人がどのような行動をするか?
という、お客様の視点から関係者の中に誰も考える人が
役場や広告代理店か印刷会社の人の中にいなかった!
もったいない話ですね。
今年の夏、久しぶりに東京に出張したとき、驚いたことがありました。
山手線の中で座っている人の多くが携帯電話かiPhoneをいじっている。
iPhoneで新聞読んでたり、メールしている人たちが目に付きました。
今の時代、誰しもが携帯電話を持ち歩いている。
そんな人が、国頭村のポスターの前で立ち止まったら何をするか?という
ことをこのポスターの関係者は考えていなかったように思います。
その人は、携帯電話を出してURLをメモするために写真を撮る。
iPhoneやスマートフォン持っている人だったら
「バーコードがないな~!気が利かないな~!」と思いながら
ネットにつないで「国頭村」と検索する。
国頭村公式サイトを見て、あの小さなバナー小さい画面では探せないと思います。
結果的に、
「時間がないからいいや!」
ってiPhoneしまっちゃう人、多かった光景が目に浮かびます。
とても、もったいないです、残念ですね。
誰が悪いという犯人探しは必要ありません。
目的を実現するために色々考えた、良い企画ができた、けれど
インターネットとスマートフォンの時代なのに
お客様の視点を欠いたばかりにもったいないことになった事例です。
本当の目的を実現するよりも、
ポスターを作って、新しいサイトを作って、東京の地下鉄の通路に掲示して
国頭村は東京でこんなPRをしましたよというポスターも作って・・・
本当の目的はなんだったんでしょうね。
本当の目的から、何かやっているうちにみんなの意識の中にある目的が
だんだんに目先のことになってしまうことって、実は、良くあるんです。
インターネットの時代のPRって、何かパンフレットとか作って終わりでなく
お客様がどのように行動するのかという視点をしっかりシュミレーションして
お客様とのつながりを付作らないといけませんね。
「何のために?」という確認をすることがこのような落とし穴にはまらない
ポイントですね。
勝手に、ケーススタディーしちゃいましたけど、国頭の関係者の皆さん
お許しください。
最後まで読んでくださった方、長文になってしまって申し訳ありませんでした。
m( _ _ )m
Posted by ひらりん at 14:43│Comments(0)
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