「本土の人が沖縄のことを知らない」コトを知ること
2011年01月25日
■本土の人は、沖縄の人が考えているほど沖縄のことを知らない!
年度末も控え、来年度のことが新聞やTVでも良く取り上げられている。
相変わらずステロタイプに「沖縄観光入り客1千万人」ということが
昨年再選を果たした仲井真知事の言葉や色々な記事などで
声高に取り上げられている。
そのの中には、リピーターが8割を超えていることを論拠に
「観光客」という統計としての数で沖縄の基幹産業を論じていることが多い。
沖縄にお世話になって10年を超える内地人として
本土にいる時に感じていた沖縄と住んでみての沖縄の違いに
今でも驚くことがある。
本土人は、沖縄人が考えているほど沖縄のことを知らないのである。
「観光入り客1千万人」なんてことをまじめに考えている人たちは、
沖縄人がこうあってほしいということを観光客としてに期待しているのだろうが
本土人の知っている沖縄の情報は観光情報とTV番組で
紹介された情報と考えた方が良い。
■沖縄人が本土人に伝えたいことがなんだかわからない
改めて観光雑誌や沖縄で作られた観光パンフレットを見てみると
「観光客の皆さん、いらしてください!お安くしておきます!」
なんて感じの情報ばかりである。
本土の昔の仲間が沖縄に来るときに
「どこか沖縄を感じられるところを教えろ!」
なんて相談がある。
そんな時私は逆に
「沖縄で何がしたいの?」
と質問することが多い。
「おいしい魚が食べたい!」
「子どもだましの体験でない、本当の沖縄に触れたい!」
「観光ではわからない沖縄を知りたい!」
とか、この連中は沖縄ファンが多く、何回か沖縄に来ている。
本島は、3回目で観光地としていくところは一通り回ってしまった
なんてコトを言い出す輩である。
彼らが求めていることは、「観光」ではない。
しかし、沖縄発の情報は「観光」情報ばかりである。
沖縄の空気が自分に合うことを感じているリピーターが求めていることと
沖縄人が「観光」として伝えようとしていることは間違いなくギャップがある。
何を伝えなければいけないか?
変に沖縄を気に入り、自分の知りたいことや、やりたいことがなかなか見つからないので
私のように沖縄在住内地人に色々注文をつけてくる輩も、最後に落ち着くことがある。
「おば~やおじ~と話がしたい!」
今まで回っていた観光地の売ろうとするすごいパワーに辟易としていて
「観光」という商売でない普段の沖縄を「探検」したいということになる。
そんな時、私は那覇のおば~がやっている食堂を紹介することが多い。
そんな食堂は、昔の建物ではっきり言ってきれいではなく、
食べるものも沖縄そばとチャンプルーくらいしかなく、
決しておいしい店ではない。
その上、おば~たちは本土に人間の標準語は理解しても方言で話すので、
はっきりいって何言っているのかさっぱりわからない
そんな食堂である。
営業しているかどうか行って見なければわからないし、
メニューが全部あるかも行かなければわからないような店であるが
行った輩は感動して連絡してくれる。
忙しい時間をはずして行けといっているので、
結構長居をするようで1時間くらいゆんたくしてもらってくるようである。
そんな食堂が気に入って、沖縄に来るたびにお土産持って
顔を出すようなこともあるようである。
こんなことが、本土人が探している沖縄の一つの姿なのかもしれない。
沖縄が伝えなければならないことは、
「観光」でない沖縄人と本土人の接近遭遇のできる場所なのかもしれない。
最近残念なことがある。
私の大切なリストからおば~のやっている食堂が消えていっている。
廃業したり、亡くなられたりと理由は色々であるがとても残念である。
このブログを見て、元気なおば~がいる食道があったら是非お教えいただきたい。
■今日のポイント
①沖縄人が考えている本土人と実際の本土人は沖縄のことをリピータでも知らない。
②本土人が求めていることを沖縄人が理解することが必要なのでは?
③おば~の食堂は、沖縄リピーターにとって毒にも薬にもなる。
④「観光」という考え方を沖縄は捨てる時期かもしれない。
年度末も控え、来年度のことが新聞やTVでも良く取り上げられている。
相変わらずステロタイプに「沖縄観光入り客1千万人」ということが
昨年再選を果たした仲井真知事の言葉や色々な記事などで
声高に取り上げられている。
そのの中には、リピーターが8割を超えていることを論拠に
「観光客」という統計としての数で沖縄の基幹産業を論じていることが多い。
沖縄にお世話になって10年を超える内地人として
本土にいる時に感じていた沖縄と住んでみての沖縄の違いに
今でも驚くことがある。
本土人は、沖縄人が考えているほど沖縄のことを知らないのである。
「観光入り客1千万人」なんてことをまじめに考えている人たちは、
沖縄人がこうあってほしいということを観光客としてに期待しているのだろうが
本土人の知っている沖縄の情報は観光情報とTV番組で
紹介された情報と考えた方が良い。
■沖縄人が本土人に伝えたいことがなんだかわからない
改めて観光雑誌や沖縄で作られた観光パンフレットを見てみると
「観光客の皆さん、いらしてください!お安くしておきます!」
なんて感じの情報ばかりである。
本土の昔の仲間が沖縄に来るときに
「どこか沖縄を感じられるところを教えろ!」
なんて相談がある。
そんな時私は逆に
「沖縄で何がしたいの?」
と質問することが多い。
「おいしい魚が食べたい!」
「子どもだましの体験でない、本当の沖縄に触れたい!」
「観光ではわからない沖縄を知りたい!」
とか、この連中は沖縄ファンが多く、何回か沖縄に来ている。
本島は、3回目で観光地としていくところは一通り回ってしまった
なんてコトを言い出す輩である。
彼らが求めていることは、「観光」ではない。
しかし、沖縄発の情報は「観光」情報ばかりである。
沖縄の空気が自分に合うことを感じているリピーターが求めていることと
沖縄人が「観光」として伝えようとしていることは間違いなくギャップがある。
何を伝えなければいけないか?
変に沖縄を気に入り、自分の知りたいことや、やりたいことがなかなか見つからないので
私のように沖縄在住内地人に色々注文をつけてくる輩も、最後に落ち着くことがある。
「おば~やおじ~と話がしたい!」
今まで回っていた観光地の売ろうとするすごいパワーに辟易としていて
「観光」という商売でない普段の沖縄を「探検」したいということになる。
そんな時、私は那覇のおば~がやっている食堂を紹介することが多い。
そんな食堂は、昔の建物ではっきり言ってきれいではなく、
食べるものも沖縄そばとチャンプルーくらいしかなく、
決しておいしい店ではない。
その上、おば~たちは本土に人間の標準語は理解しても方言で話すので、
はっきりいって何言っているのかさっぱりわからない
そんな食堂である。
営業しているかどうか行って見なければわからないし、
メニューが全部あるかも行かなければわからないような店であるが
行った輩は感動して連絡してくれる。
忙しい時間をはずして行けといっているので、
結構長居をするようで1時間くらいゆんたくしてもらってくるようである。
そんな食堂が気に入って、沖縄に来るたびにお土産持って
顔を出すようなこともあるようである。
こんなことが、本土人が探している沖縄の一つの姿なのかもしれない。
沖縄が伝えなければならないことは、
「観光」でない沖縄人と本土人の接近遭遇のできる場所なのかもしれない。
最近残念なことがある。
私の大切なリストからおば~のやっている食堂が消えていっている。
廃業したり、亡くなられたりと理由は色々であるがとても残念である。
このブログを見て、元気なおば~がいる食道があったら是非お教えいただきたい。
■今日のポイント
①沖縄人が考えている本土人と実際の本土人は沖縄のことをリピータでも知らない。
②本土人が求めていることを沖縄人が理解することが必要なのでは?
③おば~の食堂は、沖縄リピーターにとって毒にも薬にもなる。
④「観光」という考え方を沖縄は捨てる時期かもしれない。
Posted by ひらりん at 17:56│Comments(0)