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ひらりん
ひらりん
東京生まれの埼玉育ちです。花と農業とITCのわかるマーケティング・プランナーとして問題解決に取り組んでいます。ビジネスブログとして、スモールビジネスやコミュニティービジネスで地域と人を元気にするためのヒントをお届けします。
JBIA認定インキュベーション・マネージャー、
知力工夫之交易社(チリョククフウノコウエキシャ)代表


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観光客リピート率78.4%のお客様を大切にしましょうね。

2010年12月11日

■沖縄人が気付いていない事


沖縄県の基幹産業は、観光産業といわれています。
年間観光産業の沖縄にもたらす売上は、
4,289億円(平成21年度沖縄県観光統計実態調査)になってます。

観光産業を育成するために県も総合事務局も観光団体も色々なことをしています。

地域の皆さんも、それぞれの地域に観光客を呼び込もうと一生懸命です。

昨日、アップした国頭村のポスターの話もこのような考えに基づいて
色々な人たちが考えてかつて沖縄県の小さな村がやったこともないことを
実行したことはすごいことです。


地域の観光地情報、歴史、特産物、宿、食堂などなど
色々な情報を観光客に届けようとしています。


沖縄に10年間もお世話になっている内地人として、この様子を見ていると
「違うんだよな~!」
と、思うことが多くあります。


■数字の中の大切なこと


沖縄に年間569万人くらいが観光客として来沖しています。
その中の78.4%(平成21年度沖縄県観光統計実態調査)が
2回以上沖縄を訪れているリピーターとのことです。

始めてきた人  21.6%
2回目の人    20.0%
3回目の人    13.7%
4回目の人    9.5%
5~9回の人   18.5%
10~19回の人 8.8%
20回以上の人  8.0%

計算してみると5回以上沖縄旅行に来ている人たち

35.3% ( ・_ ・ ;)エ~ッ!!!

約1/3の人たちがリピーターです。

200万人が沖縄に何回か来ていただいているんです。

リピーターって、とても大切ですよね。

なぜなら、沖縄のいいところも悪いところもそれなりにわかってくれていて
それでも沖縄に遊びに来てくれる。

はたしてこの人たちを沖縄人は大切にしているのかな?
と感じることが良くあります。


沖縄県の観光に関する事業は観光客を「数」でいつも見ているようにしか思わない。

地域の自治体の対応も、そんな感じですよね。


まあ、沖縄の観光のゲートウェイといわれている那覇、
それも国際通りを見ているといかにお客様を自分のお店に
呼び込むかで一生懸命ですよね。

ここもやはり「お客様数×使ってくれたお金=売上」という感じです。


■自分がお客様の立場だったらと考えてみませんか?


沖縄の皆さんが、沖縄を訪れたお客様の立場だったらどのように思いますか?

何回も沖縄に来ていただいている人たちにとってどのように写っているんだろう?

って、考えている沖縄人がどれだけいるのかな?といつも心配しています。


お店としてお客様との関係作りは、別の機会に紹介させていただくとして
今回は、沖縄の「観光客」といわれている人たちの中のリピーターが
どんなことを感じて、沖縄をどのように思っているのか?
それでも、沖縄に通う理由ということを沖縄人に知ってもらいたいと考えています。


■「島田伸介のすべらない沖縄旅行ガイドブック」を読んでみよう!


TVで沖縄のことをよく紹介してくれ、ご本人も沖縄に住んでいると思われる
島田伸介さんの書いた「島田伸介のすべらない沖縄旅行ガイドブック」があります。


島田伸介というタレントが好き嫌いということでなく、
沖縄人にとても大切なメッセージを送っていると思いますので紹介します。


観光客リピート率78.4%のお客様を大切にしましょうね。
〔沖縄人に読んでもらいたい『沖縄ガイドブック』です。〕







■なぜ、沖縄人に読んでもらいたいのか?


それは、沖縄のいいところも、悪いところも十分に経験をしている
内地人の島田伸介さんが県内の色々なところを回られて感じられたことを
そのまま紹介したり、コメントしてくれています。

その内容は、ここでは紹介しませんので本読んでください。


なぜ彼は、沖縄のことを番組のネタにしたり、この本を書いたのか?

と考えてみると


島田伸介さんは沖縄が本当に好きなんだな~!

とても、沖縄を大切にしているんだな!

と私は感じました。


島田伸介さんが、彼がいろいろ沖縄のことを話すことで
「沖縄に行ってみよう!」と考える人たちがとても多いこと
彼はわかっていると思います。

自分が大切にしている沖縄で沖縄の悪い部分を知らずに体験し
いやな思いをしてもらいたくないということを考えているように思います。


書店で見た人もいらっしゃるでしょうが、
沖縄人の皆さんで読まれた方は少数でしょう。


この本、沖縄人にこそ読んでもらいたい本です。



■落とし穴の教訓/沖縄人の目と内地人の目


沖縄の多くの皆さんが基幹産業としての観光産業に何らかの関わりがありますよね。

「俺は、関係ないよ!」なんていわないでください。


特に大きな観光地やホテルがないような地域の皆さんには、
「島田伸介のすべらない沖縄旅行ガイドブック」を読んでください。

そして、彼の書いていることを素直にそのまま、
皆さんのところを訪れていただいた本土のお客様に聞いてください。

「島田伸介さんの本にこんなこと書いてあったんですがどう思いますか?」

なんて聞いてみると面白い反応があると思います。


沖縄人の考える

「観光客にはこうしたら良い!」

ということと

お客様である本土の人たちが考える

「沖縄に旅行してこんなことしたい!」

ということには大きなギャップがあります。


沖縄に10年住んでいる内地人が行っていることですから
あまり外れていないと思いますよ!

私なんか、知り合いが沖縄に来ると相談があるときにいつも行っていることは

「沖縄は日本だけど、今でも琉球王国だから日本との違いを楽しんで!」

と良く話しています。

変な意味ではなく、10年住んでいても違いが沖縄の個性を際立てていると思います。


特に、何回も沖縄に足を運んでいただいているリピーターであればあるほど
沖縄人の皆さんに聞いてもらいたいなと感じていること、
たくさんあると思います。

勇気を出して話を聞いてみましょう!

自分たちとお客様の視点の違いを沖縄基準で考えるのではなく、
お客様に聞いてみると、お客様の関係も深まるかもしれませんね。


今日も、長くなってしまいました。


最後までお付き合いありがとうございました。


(^ _ ^) /




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Posted by ひらりん at 19:25│Comments(0)視点
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